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概要ヘビともトカゲともつかない謎の生物にツチノコやタッツェルヴルムがあるが、このノヅチトカゲもそんな生物のひとつである。目撃は古くからされていたらしい。 一見するとトカゲのような体だが、奇妙なことに後肢が無く、下半身はヘビに似るという。 名前は、動物作家の斐太猪之介氏がツチノコ(ノヅチ)を意識して命名したもの。 昭和49年8月、神奈川県南足柄市に住む湯山惟義氏が、明神ヶ岳ふもとの細い砂利道で遭遇したという。 このときの外見は体長1メートル、胴回りが25〜30センチほど。黒っぽい赤色をした「大きめのトカゲ」といったものだったが、普通のトカゲと違って後肢が無かったという。 この生物は道の端にゴロンと転がり口から黒い舌をチョロチョロ出していたが、まもなく高さ50センチほどの土手をよたよたと登り、道路左手にある林に消えたのだという。 また同年9月には愛知県豊田市の山崎修氏とその夫人が、同県足助町の大多賀峠近くにある東海自然歩道の廃道で、体長70センチほどで上半身がヒキガエル、下半身がヘビに似た生物を目撃している。 鮮やかな朱色の体表には黒い縞模様、頭は三角形で、口はワニのように裂け、鋭く大きい目には白い縁どりがあった。 肢はブヨブヨした前肢のみで、その肢には3本の丸く短い指があったが水かきなどは見当たらなかったという。 このほか昭和58年8月には佐賀県で、後肢の無いトカゲのような体長10センチほどの生物が、松の木に張り付いているところを写真に撮られている。 この奇妙な生物は実在するのだろうか? |
特徴
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正体は?生態はよく分かっていないが、外見的な特徴はヘビやトカゲを思わせるため、未知の爬虫類や未知の両生類などが考えられる。 そのほか、既知のヘビやトカゲの畸形という可能性もあるかもしれない。 特徴に類似した点を持つタッツェルヴルムは、近種或いは同種ということは無いだろうか? |