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概要オーストラリアに棲息するといわれる、直立二足歩行をする背の高い毛むくじゃらの生物。ビッグフットなどと同様に歩くと地面に巨大な足跡を残す。 オーストラリア南西部のアボリジニはこの謎の獣人を「ヨーウィ」または「ドゥーラガー」と呼び、ブルーマウンテン一帯のアボリジニは「ガバ」と呼んでいたという。 アボリジニによればヨーウィは大小の2種類存在し、平野部に棲む小さいタイプは草食・肉食両方で道具は使えないというが、熱帯林に棲む大きいタイプはなんと火を起こすことを知っているのだという。 1910年〜1920年代には非常に多くの目撃例が報告されたといい、かなり減ったものの現在までその報告は続いている。 例えば、1974年5月カトゥーンバの近くで、頭をもがれ背中を食われたポニーの死骸が発見されている。その近くでは霊長類のものらしき大きな足跡が見つかったという。 また1980年4月、レオ・ジョージ氏がネットロス・フィールズという町の自宅近くで、ずたずたに引き裂かれたカンガルーの死体と30センチほどもある謎の足跡をみつけ、同時に身長2メートルの毛むくじゃらの生き物を目撃している。 そのほか、1980年8月3日にはニューサウスウェールズ州コッフスハーバーにヨーウィが現れ、クラリン・ブリューワー氏によってその姿が写真に収められた。ヨーウィを捉えた写真としては、これが今までで唯一のものとされている。 現在までに5,000件以上の目撃データと石膏による多数の足型が集められているというが、さらに映像など価値ある資料が増えることを期待したい。 |
特徴
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正体は?アボリジニの古くからの伝承ではオーストラリア大陸には火や道具を使う巨人族がいて、地方によってはこの巨人族が当時のアボリジニを襲って食べていたと伝えている。 これを裏付けるような巨大な石器や足跡の化石などが大陸各地から発見されているという。 研究家レックス・ギルロイは、「この巨人族とは化石人類メガントロプスのことであり、その末裔がヨーウィであろう」という説を唱えている。 |