alchemy。 古代エジプトに起り、アラビアを経てヨーロッパに伝わった原始的な化学技術。
近代化学の基礎がつくられるまで全ヨーロッパを風靡、卑金属を金・銀などの貴金属に変化させたり、不老不死の万能薬を製出したりすることなどを試みた。
これらに成功はしなかったが、種々の化学物質を取り扱う技術の発達を促した。
西洋中世の錬金術師たちは、『賢者(けんじゃ)の石』、または『哲学者の石』と呼ばれる物質を探し求めた。
この物質には、他のあらゆる物質を金に化したり、また万病を癒したりする力があると信じられた。