たちの悪い妖精が、人間の赤ん坊を妖精の赤ん坊とすりかえてさらっていく事。
ある日突然子供の顔が変わったり、だんだん成長するにつれて顔かたちが異様になってきたりして分かる。
昔からこの類の話は数多く残っている。これは妖精という種の活性化の為に人間との混血を図っているのだ、と考えられている。
これを防ぐためには妖精が嫌う鉄片をゆりかごに入れておくと良いといわれ、西欧には現代でもこの習慣が残っている。
他には、ベッドのそばにロウソクを灯したりベッドの上にヤドリギの小枝を置いたりするのも効果があるといわれる。
また、もし取り替えられてしまった場合は残された妖精の子をわざとひどく折檻し、子を取り戻しにやってきた妖精にお互いの子を再交換させるのが良いといわれる。
この「取り換え子」の発生には二つの原因が考えられる。
- 妖精にさらわれたとしか考えられない実例から
- 子供が親の想像(希望)どおりに成長しなかった場合の理由として