|
|
概要東アフリカに現れる半獣半人の怪物のこと。夜、出歩く人間を襲っては脳髄を食らうとされ、恐れられている。 実際、脳を食われ人間や家畜が怪死する事件が毎年のように起きているという。 ナンディ・ベアという呼び名は、イギリス人がケニア地方の部族の名からとったもので、現地人は「ケモシット(悪魔)」とか「ゲテイト(脳食い)」などと呼んでいるという。 1913年ケニアで鉄道工事をしていたG・W・ヒックスは、鹿毛色のもじゃもじゃの毛を持ち、ライオンほどの大きさでずんぐりした体つきの動物が線路上にいるのを目撃している。その動物は、トロッコが近づくと四足で走って逃げたという。 原地人以外の目撃報告は、1905年に博物学者ジェオフリー・ウィリアムズが『東アフリカとウガンダ博物史協会報』で発表したのが最初とされる。 これら目撃証言によると、ナンディ・ベアの姿はその名の通りクマを思わせるがもっと大きく、絶滅したとされる生物カリコテリウムにそっくりだという。 あるいはクマの誤認だったとしても、現在のアフリカではクマは絶滅したとされているので、それはそれで大発見であろう。 |
特徴
|
正体は?ミツクイアナグマやマンドリル、ハイエナなどの誤認とする説が根強い。あるいは、アフリカでは絶滅したとされるヒグマなどが生き残っている可能性もあるだろう。 しかし、最も特徴が目撃証言と合致するのは大英博物館のチャールズ・W・アンドルーズ博士が唱えた「カリコテリウム生き残り説」であるといい、この説は未知動物学者ベルナール・ユーベルマン博士も支持しているという。 |