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ネス湖の怪獣

ネッシー

出現地域:イギリス、ネス湖(淡水湖)

概要

おそらく、雪男とならび世界で最も有名なUMA。正しくは「ロッホ・ネス・モンスター」といい、「ネッシテラス・ロンポプテリウス」という学名も与えられている。

1933年5月、地元新聞に目撃談が掲載されたところ、これが世界中に紹介され、注目を集めるようになった。(ネッシーという愛称もこの年につけられた)

昔からネス湖の怪物の話はあったというが、記録としては565年に記された『聖コロンバ伝』(アダムナン作)のなかに登場するものが最も古い。

1933年以降 目撃報告が激増したが、これはこの年にネス湖北岸を走る国道A82号線が開通し、見晴らしが良くなったうえに訪れる人の数が増えたためと言われている。

1961年にネス湖現象調査局が創設され、1972年に閉鎖になるまで毎年、夏季5ヶ月間の現地調査が行われていた。さらに目撃報告の収集も行ない、信頼性の低いものをふるい落とした結果、11年間で207件もの正確な目撃報告を確認したという。

ネス湖では、大掛かりな水中探索やソナー探索が何度か行われ、謎の物体が捉えられている。なかでも大きな成果を挙げたのはボストン応用科学アカデミーによる1972年8月、1975年6月の二度の調査である。水中用の電子ストロボ・スコープ式カメラとソナーを併用し、合計5枚の謎の物体の水中写真撮影に成功している。

現在までに多くの写真・16ミリフィルム・ビデオなどに映像として収められており、また、様々な調査隊によるソナー探索でも巨大物体が移動する様子が観測されており謎の生物が棲んでいるのは間違いないと思われる。

1994年、有名なネッシー写真の一枚が偽物と判明したが、もともと真偽が問われていた写真だった事もあり研究者の間では冷静に受け止められている。


特徴

  • 全長12メートルほど
  • 長さ3メートル、直径30〜40センチほどの首
  • 首と同じぐらいの太さの頭
  • 胴体は巨大で暗褐色。湖面から出たコブが目撃される場合は1〜3個程度が多いが、コブの無いのっぺりした背中だったとする報告もある
  • 前足に当たる部分に2枚のヒレ
  • 尾があるらしいがはっきりしない
  • 上陸することもあるらしい

主な目撃パターン

A
B
C
A
B
C
D
E
F
G
H
I


正体は?

主なものに、

  • プレシオサウルスの生き残り説
  • 化石種の大型両生類説
  • タリモンストラム・グレガリウムの生き残り説
  • 未知の哺乳類説

などがある。