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グレートブリテン島

ここではグレートブリテン島を一つの地域として扱い、イングランド・スコットランド・ウェールズの三王国の妖精をまとめて書きました。(分かりづらかったかもしれませんが)



グレートブリテン島の妖精

カリヤッハ・ベーラ

ケルピー

ブラウニー

バンシー

レッド・キャップ

インプ

タルウィス・ティグ

ピクシー

スプリガン

黒犬(ブラック・ドッグ)

グーラゲッズ・アヌーン

ゴブリン

ホブゴブリン

パック

ニクシー

ウィー・ウィリィ・ウィンキー

ボギー

 

map1


「ハロウィン」の起源

「イングランド」という呼び名の由来

「グレートブリテン島」という呼び名の由来

古代ローマ人が見たイギリス=「アルビオン」

イングランドが発祥「ピーピング・トム」

5月1日=「メイ・デー」

カリヤッハ・ベーラ

冬の寒さをもたらす精霊の一種。青白くやせこけた一つ目の老婆の姿をしていて、手にした杖には人間を凍死させる力がある。

春になると元気がなくなり、体が透けてきて見えなくなってしまう。

 

ケルピー

スコットランドに伝わる水の精。水中に棲む馬といわれるが、人間に変身できるともいわれる。あるいは上半身が馬で下半身が魚の姿をしているともいう。
うっかりその背に人間が乗ると、そのまま水中に走り込んで溺れさせてしまう。水難、洪水は彼らの仕業だとされる。

 

ブラウニー

人間の家に住みつく背の小さな妖精。毛深い体にボロを着て、美しいとは言い難いが、農作業の手伝いをしてくれるので人間には親しまれている。

悪霊などに対しても勇敢で、人間を救ったという話がある。しかし気まぐれな点は他の妖精と同じで、いたずらをする事もある。とくにキリスト教に対しては反抗的なので、キリスト教徒には評判が悪い。

 

バンシー

出っ歯で赤目、鼻の穴が一つしかなく、足にはカエルのような水かきというおぞましい姿をした女の妖精。

アイルランドでは、緑のドレスを着た美しい長身の乙女の姿をしているといわれる。沼地に現れ、恐ろしい泣き声をあげて、人間の死を予告する。

特に悪さをするわけではなく、赤い目も死者が出る事を悲しんで泣き腫らしたものともいわれる。しかし、人間からは不吉な存在として怖れられた。

バンシーは、その死者の遠い祖先の死霊だという説もある。「バンシー」とはゲール語で「妖精の女」の意。

 

レッド・キャップ

身長50cmぐらい。手の爪が長く、猫背で老人のような顔の妖精。頭には赤いとんがり帽子をかぶっている。

いつも殺人現場に現れ、被害者の血をとんがり帽子に塗り付ける。また自分でもしばしば旅行者を襲って殺す。

 

インプ

妖精ではなく、小悪魔だともいわれている。丸い帽子にとがった靴をはき、細長い尾を持っている。

この妖精の仲間のナッケラビー族は、もっと怪物的だ。太い首にブタのような口、皮膚のない体で、血管や筋肉は丸見え。自分によく似た奇怪な馬に乗るといわれるが、馬のような下半身をしていてそう見えるのだという説もある。

インプの吐く息は植物を枯らし、動物を病気にさせるという。

 

タルウィス・ティグ

ウェールズ地方の妖精。美しい金髪の妖精で、人間よりも背が高く、白く光る服を着ている。

彼らの王国はアンヌンといい、グイン・アプ・ニーズという王が治めているという。普段は湖に住んでいるが、時には地上に出て狩りをしたり、ダンスを楽しむ。

人間に好意的で、とくに金髪の美男美女を好み、未来の出来事を教えてくれたりする。

 

ピクシー

赤毛でだんご鼻、身長は30cmほどの陽気な妖精。いたずら好きで、若い娘にちょっかいをだしたり、人間を道に迷わせたりする。

夜中、突然ランプの火が消えるのも彼らの仕業だという。しかし働き者には親切で、とくに台所をきれいに片づける人間には銀貨を残してゆく。

「ピクシー」、「パック」という言葉はスコットランドの先住民族「ピクト」と関係があるのではないかという説もある。

 

スプリガン

本来は巨人だが、小人にも変身できる。小人の時は古代遺跡の近くに出現し、そこに埋めてある自分たちの宝を大事に守っている。

昔この地方にいた巨人族の霊だといわれる。

 

黒犬(ブラック・ドッグ)

プーラフカ、キャペルウェイト、デビルズ・ダンディ・ドッグ、モーサー・ドッグなどとも呼ばれる。

一見大型の黒犬という感じだが、燃えるような目をしている。口から炎をはき、人間を襲う。

非常に足が速いのか、一瞬のうちに現れたり消えたりする。

 

グーラゲッズ・アヌーン

ウェールズ地方に伝わる美しい姿をした水の妖精。湖の中の小島に住んでいて、毎年正月の元日の朝だけ、その小島に通じる岩の扉を開くという。

 

ゴブリン

身長50cmほどの醜い妖精。人間に対して友好的とは言えず、よく悪事をはたらく。日本でいう小鬼のような存在。

「ゴブリン」の語源はコボルドと同じく、ギリシア語で妖精を意味する「コバロス(KOBALOS)」から。

 

ホブゴブリン

比較的善良で、ゴブリンに比べより人間に近い。

「ホブ」の由来は、イングランドの妖精パックの別名ロビン・グッドフェローからきている。このロビンの部分が縮んでホブになったという。つまりホブゴブリンはパックから派生した種族といえるだろう。

一説によるとイングランドの伝説の英雄ロビン・フッドは、このホブゴブリン(パック)であったという。

 

パック

ロビン・グッドフェローとも呼ばれる。人間の姿をしている時もあるが、たいてい馬やロバなど人が乗れる動物に化けている。

主に夜、現れては様々ないたずらをする。例えば、馬に化けて人間を乗せると、あたりかまわず走り回り、朝が来ると人間を置き去りにして消えてしまう。あるいは、夜中に不思議な音を立てて人や家畜を怖がらせたりする。

アイルランドではプーカ、プッカなどと呼ばれる。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に登場する事で有名。

「パック」、「ピクシー」という言葉はスコットランドの先住民族「ピクト」と関係があるのではないかという説もある。

 

ニクシー

ケルトに伝わるNIXという水の精霊が由来と思われる。男と女がいて、男を「ニクス」、女を「ニクシー」と分けて呼ぶこともある。

人間とほぼ同じ姿だが、皮膚の色は緑色で、手と足に水かきを持つ。頭はいいがいたずら好きで、水辺を歩く人間を水中に引きずり込むような悪質ないたずらをする事がある。

 

ウィー・ウィリィ・ウィンキー

スコットランド地方に伝わる眠りの妖精。

 

ボギー

イングランドの全身毛むくじゃらの妖精で、変身が得意。