ギリシア語から。(現地語で「毛深い女」の意) オランウータン科の類人猿。
マウンテンゴリラ(ヤマゴリラ)とローランドゴリラ(テイチゴリラ)に二分。
中央アフリカのザイール・ルワンダ・ウガンダの国境にあるヴィルンガ山地にだけ生息。ローランドゴリラはやや小さく、西アフリカの赤道近くの低地に生息。
原住民には紀元前からその存在が知られていたが、1856年に頭蓋骨が入手されたのをきっかけに、1901年にようやく科学的に生息が確認された。
マウンテンゴリラは最大の霊長類で、立った時の身長は雄が1.5〜2メートルほど、雌はそれより小さい。体重も雄が180キログラム、雌はその三分の二ほど。毛色は真っ黒だが、成雄は背が白くなり、シルバーバックと呼ぶ。
歩行には四肢を用いる。後肢が短いので、上半身を半分起したような姿勢をとる。
一頭の成雄を中心に、複数の雌とその子で群れを形成、夜は樹上に巣を作って休む。食性はほぼ完全に植物食。大猩猩(オオショウジョウ)。