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アフリカのテレ湖周辺に現れる怪獣

モケーレ・ムベンベ

出現地域:コンゴ共和国 テレ湖周辺

概要

現在非常に注目されており、世界中の研究家が調査を試みているUMA。その存在は確実視されているが、出現場所が奥地なために探索が非常に困難となっている。

目撃者によるスケッチ(1)「モケーレ・ムベンベ」とはリンガラ語で「川をせきとめる動物」の意味とも、「虹」の意味ともいわれる。

現地では古くから目撃されその存在が信じられてきたが、呼び名はテレ湖周辺の各部族によって異なり、「ジャゴニニ」、「バディギ」、「イシククマデブ」、「エムーラ・ナツカ」、「ンヤマラ」など数多い。

目撃者によるスケッチ(2)モケーレ・ムベンベの名が世界的に知られるようになったのは、ロイ・P・マッカル博士が1980年に現地調査を行なってからのことである。

この調査により数多くの目撃証言が収集され、この生物の外見や生態などが明らかになってきた。

またこのとき収集した話の中には、1959年頃にピグミー族の数人がモケーレ・ムベンベを殺してその肉を食べた事件など興味深いものもある。(このとき肉を食べた人間は、その後まもなく全員死んでしまったという)

マッカル博士は1981年に現地で二次調査を行なっているが、これと同時期の1981年9月に、アメリカのジェット推進研究所の技師ハーマン・レガスターズ率いる調査隊も調査を行なっている。

レガスターズ隊は、この調査中に何度かモケーレ・ムベンベと遭遇し、不鮮明ながら写真も一枚撮ることに成功している。また不気味な咆哮を何度か聞き、これをテープに録音した。

このテープの咆哮は、5人の学者による分析で未知の大型動物の声とされた。

これら外国の調査隊の成果を踏まえ、1983年4月にコンゴ政府による探査が行われた。この探査でもその姿は目撃され、モケーレ・ムベンベの実在の可能性はさらに高まった。

日本でも1988年2月、早稲田大学探検部が1ヶ月以上をかけて現地調査を行なった。残念ながらモケーレ・ムベンベとの遭遇はかなわなかったが、調査結果として、

  • 「モケーレ・ムベンベ」とはリンガラ語で「虹」(雨上がりによく現れるため)の意味である
  • モケーレ・ムベンベの好物とされる植物は、マロンボではなくマボンジである

など従来の説とは違う点を報告している。

目撃証言も多く、それと思われる足跡や尾を引きずった跡も発見されており、研究者らはモケーレ・ムベンベの存在を確信しているという。

 

特徴

  • 体長は5〜15メートルぐらい
  • 体色は赤褐色あるいは灰色
  • ゾウまたはカバと同じくらいの大きさの胴体に、長い首と長い尾がついている
  • ヘビによく似た頭(角を持つとの証言もある)
  • 短い足で四足歩行をする
  • 足跡は直径30センチほどの円形で、後ろ足には3本の鉤爪がある
  • 水陸両棲
  • 攻撃的な性格で、不用意に近づく者を襲う
  • 草食性で、マロンボと呼ばれる木の実を好んで食べる(マボンジとの説もある) 

正体は?

ロイ・P・マッカル博士は著書『幻の恐竜を見た』のなかで、恐竜(小型竜脚類)生存説が有力と述べている。

その他には、

  • 未知のオオトカゲ説
  • 新生代の大型哺乳類デスモスチルス生存説

などがある。

しかし、イギリスのドキュメンタリー番組『コンゴ』の取材班が、現地民に動物図鑑を見せたところ、サイを指さして「これはモケーレ・ムベンベだ」と言ったという情報もある。

モケーレ・ムベンベについての証言も様々であり、サイそっくりで別個のUMAと考えられているチペクウェコジェ・ヤ・メニアとの関連は案外密接なものかもしれない。