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マレー半島の大型獣人

オラン・ガダン

出現地域:スマトラ島、マレー半島

概要

スマトラ島には、2メートル程もある大柄な獣人オラン・ガダンの存在が語られている。オラン・ガダンの意味は「大きい人」だという。

マレーシアの「オラン・ダラム」や、ミャンマーとラオスとタイの国境付近でいう「トク」も同様の生物を指しているらしい。

1971年春、アメリカ人のハロルド・スティーヴンスとケニー・ネルソンの一行は、マレー半島のエンダウ川上流の高地で、川辺の砂地に残された大きな足跡を発見した。一行は、ここにオラン・ダラムという巨人が棲んでいて乾期になると川辺に下りてくるという話を、原住民の酋長から教えられたという。

発見された足跡は二足動物のものらしく、近くの森から水中へと続いていた。形は人間そっくりだが長さ48センチ、幅24センチという巨大なものだったという。

このほか、オランダの博物学者エドワルド・ヤコブソンは、1917年に著書『熱帯の自然』のなかで、あるオランダ人がスマトラ島で毛深い巨人と遭遇した事件を紹介している。

オースティングというオランダ人が、スマトラ島ベーキット地方の山中で道に迷った際、丸太に腰掛けている男を見つけた。近づいてみると、それは人間ではなく全身に黒く短い毛が生えた獣人だったという。こちらに気付いて立ち上がったその獣人は身長180センチぐらいで肩幅が広く、長い腕をブラブラさせながら森の中へ歩いて行ったという。

この生物は、この地方に生息するオランウータンやオオテナガザルとは明らかに違う生物だったという。このオースティングの証言は、1918年にスマトラ総督L・C・ウェストネックが発表した雑誌記事でも紹介されている。

スマトラ島ではオラン・ペンデクという小柄な生物の存在が語られているが、この生物はそれより大柄なことから、別のUMAと考えたほうがよいのではないだろうか。

最近オラン・ペンデクについての調査が一定の成果を上げつつあるようだが、このオラン・ガダンに関する情報は決して多くない。今後の調査・研究が進むことを期待したい。

特徴

  • 身長は2メートルほど
  • 全身が黒い毛で覆われている
  • 直立しての二足歩行が可能


正体は?

この地方に生息するオランウータンなどの誤認でなければ、化石人類の生き残りや、未知の類人猿などが考えられるだろう。