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鳳凰(ほうおう)

1.正しい世の瑞兆

2.『本草綱目』にみる鳳凰

3.鳳凰のモデルは?

1.正しい世の瑞兆

中国に棲むと信じられた不思議な鳥のこと。古代においては朋と書かれた。鳳はこの鳥の雄を、凰は雌を指す。中国の方位学に登場する朱雀(すざく)と同一とされる。また、よく西洋の不死鳥フェニックスと混同される。

麒麟などと同じく、世が正しく治められているときに姿を現す瑞獣といわれている。

山中深く、アオギリの林に棲み(日本ではなぜかシロギリ)、まれにしか姿を見せない。全体はクジャクに似て、五彩を有し、ニワトリ、キジの特徴をも併せ持つとされる。また、その卵を食べれば不老長寿になれるといわれる。

中国の伝説では、中国より西方にある沃民国とさらにその南の孟鳥国にも鳳凰が棲むという。沃民国では野原一面に鳳凰の卵が見られるというし、孟鳥国ではそこに暮らす人々が鳥頭人身であるという。


2.『本草綱目』にみる鳳凰

本草綱目』では鳳凰は羽蟲(羽を持つ動物の意)の長とされている。

また、鳳凰の居た場所を2〜3尺掘ると「鳳凰台」と呼ばれる卵に似たものが見つかることがあり、これを水に溶かして飲めば発熱や錯乱を抑える効果がある、としている。


3.鳳凰のモデルは?

「もし実在の鳥が鳳凰のモデルになったとすれば、それはどの鳥なのか?」と考え、研究した日本人もいた。

例えば、大正から昭和にかけて活躍した探検家で鳥類学者の蜂須賀正氏(はちすかまさうじ)は【カンムリセイラン説】を唱えている。

その根拠として、姿が鳳凰によく似ていることや、「ホーオー」という鳴き声などを挙げている。