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チコ湖はツングースカ大爆発によるセカンドインパクトクレーターか!?
イタリアのボローニャ大学の研究者を中心としたグループが現地調査を行った結果、1908年に起きたツングースカ大爆発の爆心地近くにあるチコ湖が、ツングースカ大爆発によるセカンドインパクトクレーターの可能性が高いということが明らかとなったとのこと。

ツングースカ大爆発は、1908年6月30日に起こったとされる原因不明の爆発現象。爆発が起きた直後にはロンドンなどでも白夜のような現象が起きるなど、その影響はヨーロッパ全域に現れたが、ロシア革命の混乱期だったため、直ちに調査が行われることはなかった。

その後、1921年にようやくソ連科学アカデミー調査団が周辺調査を開始。1927年には広範囲に渡って樹木がなぎ倒された爆心地の状況などが確認されたものの、隕石落下に特有のクレーターなどは見つからず、謎の大爆発現象として現在までに様々な説が唱えられている。

今回、研究グループはツングースカ大爆発の爆心地から北西に6.8km離れたチコ湖の現地調査を行い、湖の構造や湖底の堆積物などを調査した。

その結果、

・1年に1センチの堆積物が蓄積されるとの仮定から、湖はツングースカ大爆発が起きた1908年頃に形成されたと推測できる

・ツングースカ大爆発以前の地図にチコ湖は記載されておらず、1930年代になって始めてチコ湖が地図に登場した

・チコ湖の形状は爆風によって形成されたであろうボール状の形をしており、この地方にある他の湖とは構造が異なる(チコ湖の形状はインパクトクレーターとしてはいびつな形をしているが、水面よりも5メートル低い位置を基準面として見ると、ほぼ正確な楕円を描き、クレーターの特徴が現れるという)

などを挙げた上で、チコ湖はツングースカ大爆発の爆風によって形成されたセカンドインパクトクレーターという推論に達したという。

今後、チコ湖の研究を進めることでツングースカ大爆発のより詳細な規模や原因などが解明される可能性もあるという。
2008年5月31日(土) No.100

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