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カリブモンクアザラシ、1952年の目撃を最後に絶滅
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米海洋大気庁(NOAA)は6日、カリブモンクアザラシ(Monachus tropicalis)が絶滅したことを公式に宣言した。
カリブモンクアザラシは、1952年にメキシコのユカタン半島とジャマイカとの間で目撃されたのが最後だという。
カリブモンクアザラシは16世紀以降に乱獲が進み、個体数が減少。さらに20世紀に入ると漁業関係者によって駆除が行われたことから個体数は激減していた。
NOAAでは、このカリブモンクアザラシが、人間の活動によって絶滅した最初のアザラシだろうと述べている。
残るモンクアザラシには、ハワイモンクアザラシとチチュウカイモンクアザラシがあるが、NOAAは両方とも絶滅の危機にあると述べている。
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2008年6月13日(金)
No.102
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エジプト考古庁、「頭のないピラミッド」の再発見に成功
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今回、エジプト考古庁のザビ・ハッサン博士を中心とする発掘調査グループが、砂によって完全に埋没していた幻の「頭のないピラミッド」の再発見に成功したことが5日、エジプト考古庁の発表で明らかとなった。
この「頭のないピラミッド(Headless Pyramid)」とは、1842年にドイツ人考古学者カール・リチャード・レプシウスが発見したピラミッドのこと。
このピラミッドは、地上構造物となる三角錐部分が完全に失われており、地下の構造物が残っていただけだったため、レプシウスによる発掘調査の後まもなく、砂によって完全に埋没し、20世紀になるとその場所さえ分からなくなっていた。
レプシウスが当時の発掘記録に「頭のないピラミッド」と書き残したことから、以後その名で知られることとなった。
今回、発掘調査グループは、サッカラ遺跡にあるジェセル王の階段ピラミッドの近くの砂を8メートル近く掘り下げ、この幻のピラミッド遺構を166年ぶりに再発見したという。
ハッサン博士によると、この遺構はエジプト第5王朝のメンカウホル王のピラミッドのものではないかという。
第5王朝のメンカウホル王、第7〜8王朝ネフェルカーラ王、第9〜10王朝イティ王の3つのピラミッドはこれまで発見されておらず、もしこの遺構がメンカウホル王のものだとすれば、エジプト考古学上、大変重要な発見といえる。
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2008年6月7日(土)
No.101
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チコ湖はツングースカ大爆発によるセカンドインパクトクレーターか!?
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イタリアのボローニャ大学の研究者を中心としたグループが現地調査を行った結果、1908年に起きたツングースカ大爆発の爆心地近くにあるチコ湖が、ツングースカ大爆発によるセカンドインパクトクレーターの可能性が高いということが明らかとなったとのこと。
ツングースカ大爆発は、1908年6月30日に起こったとされる原因不明の爆発現象。爆発が起きた直後にはロンドンなどでも白夜のような現象が起きるなど、その影響はヨーロッパ全域に現れたが、ロシア革命の混乱期だったため、直ちに調査が行われることはなかった。
その後、1921年にようやくソ連科学アカデミー調査団が周辺調査を開始。1927年には広範囲に渡って樹木がなぎ倒された爆心地の状況などが確認されたものの、隕石落下に特有のクレーターなどは見つからず、謎の大爆発現象として現在までに様々な説が唱えられている。
今回、研究グループはツングースカ大爆発の爆心地から北西に6.8km離れたチコ湖の現地調査を行い、湖の構造や湖底の堆積物などを調査した。
その結果、
・1年に1センチの堆積物が蓄積されるとの仮定から、湖はツングースカ大爆発が起きた1908年頃に形成されたと推測できる
・ツングースカ大爆発以前の地図にチコ湖は記載されておらず、1930年代になって始めてチコ湖が地図に登場した
・チコ湖の形状は爆風によって形成されたであろうボール状の形をしており、この地方にある他の湖とは構造が異なる(チコ湖の形状はインパクトクレーターとしてはいびつな形をしているが、水面よりも5メートル低い位置を基準面として見ると、ほぼ正確な楕円を描き、クレーターの特徴が現れるという)
などを挙げた上で、チコ湖はツングースカ大爆発の爆風によって形成されたセカンドインパクトクレーターという推論に達したという。
今後、チコ湖の研究を進めることでツングースカ大爆発のより詳細な規模や原因などが解明される可能性もあるという。
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2008年5月31日(土)
No.100
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